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カンボジア:日本人収集家、古代遺物をカンボジアに返還

2020-04-22

 

日本人収集家、古代遺物をカンボジアに返還

日本人収集家の自宅で20年間展示されていた千年前のカンボジアの古代遺物が、カンボジア国立博物館に返還された。

返還されたのは小さな銅でできた遺物から仏像、ヒンドゥー教のシヴァ像、瓶つぼ、陶器、宝石など合計85個である。カンボジア文化芸術省によると、遺物の一部は、西暦800年頃に始まったアンコール時代より古いものも含まれているという。その他は、アンコール時代または14世紀後半の遺物であると考えられている。

カンボジアは近年、1970年代の内戦で略奪された遺物を回収するため熱心に取り組んでいる。

古物を受け取る式典で文化芸術省国務長官Prak Sonnara氏は日本人収集家が自ら遺物を返還してくれたことを賞賛した。同氏は自ら遺物を返還した日本人収集家の行動は、他国や他の収集家も見習うべきだと語った。

日本人収集家のTakakuwa Fumikoさんは夫と共に日本で遺物を購入し、家で遺物を集めて展示するのが趣味だと引渡し式後に記者団へ述べた。夫婦は遺物がカンボジアで見つかったものだと知っていたので、返還を決断した。

「私の夫は亡くなる前に遺物はカンボジアに返還しなければならないと言っていた。今日、私が返還できたことを嬉しく思う」とTakakuwaさんは述べた。

Prak Sonnara氏によると、85個の遺物は内戦中にカンボジアの寺院から盗まれ、その後遺物が近隣のタイに密輸されたと言う。

2014年には、1000年前にヒンドゥー教の神話について描かれた3つの彫像が寺院から略奪され、西洋美術コレクションに送られた後、カンボジアに返還された。

また、2013年には、10世紀に作られたとされる2つのカンボジアの石像がニューヨークのメトロポリタン美術館で20年近く展示され、その後カンボジアに返還された。

 

参考記事:https://apnews.com/474dae13936e48eaa5f764fc08e6447d

 

カンボジア語翻訳者:ホーン

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