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カンボジア: 牛の貸し出し、貧困を救う
2019-03-06

日系NGOはAppropriate Technology International Movement(=AIM)と協働し、バッタンバン州の貧しい地域における生活水準の向上や国外移住を減少させることを目指して牛を貸し出すプロジェクトを行なっている。

牛の貸し出しを行う「牛銀行」はBanan区Prey Preal村のコミュニティに家畜を貸し出す予定だという。

26日、AIMのSing Kea事務局長は、2012年からPrey Preal村で生活する貧しい子供たちを支援している「久留米地球市民ボランティアの会(KOVC=Kurume Overseas Volunteer Collaborations)」が2015年に「牛銀行」を立ち上げたと述べた。

この取り組みは、人々に牛を貸し出すことで家庭の生活水準を向上させ、移住を防ぐことを目的としてAIMが考案したものである。

「2019年2月までに、KOVCは20頭の牛を貸し出している。貸し出した牛が子牛を産んだ場合、そのまま子牛を無償提供し、もう一頭産まれた場合は、KOVCが引き取ることにしている」と同事務局長は説明した。

さらに、KOVCは貧しい女性に衣服の仕立て方を教えたり、村の子供たちに学校の教材を提供し、勉強のために小さな図書館の建設を行なっている。

「KOVCは貧しい女性に衣服の仕立て方を教え、完成した製品を日本で販売しているので、日本人は我々のカンボジアにおける活動の成果を知ることもできる」とコメントした。

26日、KOVCの野嶋さよえ代表に取材することはできなかったが、地元メディアの取材に対し、「牛銀行」は試験的な計画であると語った。

KOVCは農業や生活を向上させるために牛を必要としている地元住民のために貸し出す牛の数を増やす予定である。

「住民の生活水準を向上させ、ターゲットとしている地域の環境をより美しくしていきたい」と同代表はコメントしている。

KOVCから牛を借りているOuch Soyさん(56)によると、借りている牛が子牛を産んだという。

Ouch Soyさんは家族を養うために子牛一頭を180ドル(約2万円)で売り、もう一頭の子牛はKOVCへ引き渡したが、「子牛を産んでもらうためにさらに牛を借りる予定だ」とコメントした。

Prey Preal村のPhen Ting副村長によると、牛の貸し出しは生活が困窮している住民を救済しているという。

同副村長は、Prey Preal村には470世帯以上の人々が暮らしていると述べた。しかし、多くの住民は貧しい生活が原因で他の地域へ移住してしまっている。

 

カンボジア語翻訳者:ホーン

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