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ベトナム: 東南アジア最大の太陽光発電、ベトナム南部で稼働開始

東南アジア最大規模となる420MWの太陽光発電事業が、Tay Ninh省で正式に運転を開始した。

9月7日、ベトナムの建設会社Xuan Cau社とタイの複合企業B.Grimm社との合弁会社であるDau Tieng太陽光発電複合施設が、ホーチミン市から約100km(62マイル)離れた場所にあるTay Ninh省Tan Chau地区で正式に発足した。

3億9100万ドル相当のDau Tieng太陽光発電所は、ベトナム最大の人造湖であるDau Tieng湖の半水面上となる540ヘクタールの敷地面積を占めている。

同複合施設の建設は2018年6月に着手し、約10ヶ月で完成した。

Dau Tieng太陽光発電所は、毎年約32万世帯分の消費量に相当する約6億8800万kWhの電力を供給する予定である。

同発電所で発電された電力は、Tay Ninh省の電力需要を十分に満たし、他の南部地域にも供給することが可能だという。

中央経済委員会の委員長であるNguyen Van Binh氏は、Dau Tieng太陽光発電所がTay Ninh省をベトナムにおける発電所の『首都』の一つにするだろうと発足式で述べた。

「同発電所は、グリーンエネルギーやクリーンエネルギーのための貴重な資源に貢献すると同時に、ベトナムのエネルギー安全保障の確保や地域の社会経済発展の促進に役立つだろう」と同氏は述べた。

Tay Ninh省は、再生可能エネルギーの大きな可能性を秘めているという。同省は、すでに10件の太陽光発電事業を展開しており、そのうち6件がDau Tieng湖の半水面上にある。

総電力量808MWを発電すると予測されている10件の事業のうち9件はすでに稼働しており、668MWの電力を発電している。

天然資源・環境保護戦略計画研究所によると、ベトナムの年間日照時間は2700時間であり、再生可能エネルギーの大きな可能性を秘めている。

 

ベトナム語翻訳者:キム