ベトナムのVuong Dinh Hue副首相によると、ベトナムは、ミャンマーとの投資と貿易関係の強化を進めているという。
同氏によると、2016年3月、ベトナム投資開発銀行(BIDV)は、資本金85万ドルで支店の開設を行い、ミャンマーでの支店開設前に、多くの投資および貿易活動の実施を望んでいるという。また、同銀行は駐在員事務所を所有しており2010年4月に開設した。
CB銀行、Ayeyarwady銀行、KBZ銀行と提携しているBIDVは、主にベトナムの投資家へのサービスを行なっているが、同国の中小企業(SME)にも融資を行っている。2019年5月31日時点で同銀行はミャンマーでの総資産1億3000万ドル、動員資本4億6500万ドル、貸付金2000万ドルとなっている。2018年と比較して、法人顧客は27%増加した。
BIDVのPhan Duc Tu議長は、両国間は長期的な経済関係が必要であり、同関係に対しベトナム政府の支援を受け続けると語った。
BIDVのDaw Khin Khin Cho副社長は、利益は35万ドルとあまり多くはなかったが黒字化できたと述べた。「銀行の利益はごくわずかだが、我々はそれを見据えている」と同氏は付け加えた。
同銀行は地元企業への貸付を計画していたが、ミャンマー政府は企業のリスクプロファイルを作成していなかったため、最初にリスクを検討するという。
地元銀行と提携を行うことで、中小企業への融資を拡大し、30の中小企業に対して送金取引ニーズで支援を行なってきた。
2018年、ベトナムとの貿易総額は8億6000万ドルとなっており、貿易黒字は5億4400万ドルとなっている。同国は、ミャンマーへの融資に対して49カ国中7位にランクインし、ミャンマーで事業を行っている200社以上はベトナム企業だという。
ミャンマー語翻訳者:ニン
参考記事:https://www.mmtimes.com/news/vietnam-deepen-ties-myanmar.html
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