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第3章:ベトナム語翻訳における文章分析のスキル・パート3.2

2020-07-02

前章では、日本語からベトナム語翻訳をする際、あまり重要ではないように見えて、大きな影響を与える要素について分析しました。良いベトナム語翻訳の訳文に仕上げるためには、語彙力に加えて、適切な表現を用いて文の意味を正確に表す必要もあり、それにより文章をより自然にすることができます。

 

日本語からベトナム語翻訳

 

3.頻度を表す副詞

 

頻度を表す副詞

 

日本語からベトナム語へ翻訳する際、文章の状況によっては頻度を表す副詞が多少出てきます。それらをどうやって確認できるでしょうか? 翻訳中によく見かけられる頻度を表す副詞の表を以下に記します。

 

日本語英語ベトナム語
いつもAlwaysluôn luôn, chắc chắn
ふつうUsuallythông thường
なかなか/よくFrequentlythường xuyên
たびたびOftenhay
ときどき/たまにSometimesthỉnh thoảng
ときおりOccasionallycó lúc
あまりRarelyhiếm khi
いまだに/全くNeverkhông bao giờ

 

4.否定表現

日本語からベトナム語翻訳の際、否定表現は文の意味と文脈を変える「要素」と見なされています。簡単な場合、文が動詞の否定形(「ない」または「ません」)で終わります。しかし、より難しくなると、文法構造、つまり否定表現を見つけなければなりません。よく使われる否定表現:

          • ~わけがない: 絶対ない
          • ~どころではない:この程度だけでなく
          • ~わけではない:すべてではない
          • ~というものではない:すべての条件を満たすわけではない

また、否定表現なのに否定的な意味を持たない場合もあります。たとえば、否定の否定は肯定になります。この点は十分に注意を払わないと勘違いしやすくなります。例:

          • Hardly, Scarcely: ほとんどない(数量)
          • Seldom, rarely: めったに(頻度)
          • Barely: ほとんどない(否定文)
          • Unless: ではなければ
          • Few, little: ほとんどない
          • 否定の接頭辞 un-, in-, im-, dis- (例: unnecessary, incapable, unfortunately, impatient, disable)
          • Far from :から遠い
          • Not only A but also B: AだけでなくB
          • 否定の接頭辞 no- (nobody, nowhere, nothing, no one)
          • Not ~ yet: まだ
          • Anything but : 以外
          • Fail to: できない
          • Not + 全体を意味する言葉 (always, neccessarily, exactly, every, entirely等): 必ずしもすべてとは限らない

否定表現

 

5.原文に関する資料を読む

日本語からベトナム語へ翻訳する際、原文の主題をより深く理解するために、関連する側面も調べる必要があります。そうすると、原文のタイプや語彙の適切な使用方法などを見極めるのに役立ちます。これにより、原文の全体的な内容を理解することができ、翻訳の品質をより高めることができます。

雑誌、新聞、インターネット等、参考元は多様にあります。

さらに、参考データの選択にもコツがあります。無意識にざっと読むのではなく、それに関連するキーワードに注意を払い、情報を見極めるのは重要です。翻訳メモリも翻訳作業の時間を節約するための一つの方法です。このメモリは各翻訳者によって作成され、翻訳の数をこなすことにより蓄積されます。

 

終わり

テクノロジーが急速に発展している昨今、機械翻訳によりかつてないほど簡単に翻訳できようになりましたが、文章に「魂」を吹き込むのは人間しかできません。それだけでなく、翻訳の経験を通して自分の言語能力を向上させ、他のスキルも鍛えることができます。小さなことにも注意を払えば、より高い品質の翻訳ができるようになるでしょう。

 

グリーンサンの翻訳者

(続く)

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ベトナム語翻訳・第3章・ベトナム語翻訳における文章分析のスキル・パート3.1

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