ベトナム語翻訳のスキル

ベトナム語翻訳・第32章:ベトナム語翻訳のチェックスキル・パート12

2020-10-13

日本語からベトナム語への翻訳に関するチェックのスキルでは、内容を正しく伝えながら文章を自然で分かりやすくするため、チェッカーには豊富な語彙力が求められます。読者が内容を視覚化しやすくするため、主語、述語、補語などの文の要素は、正確に区別してから適切に配置する必要があります。

 

ベトナム語翻訳

第14章:ベトナム語翻訳の下訳のスキル・パート8では、主体が事物・現象の場合に関する区別の仕方について述べました。チェックするときに主体を確認する必要がありますが、どうやって正しく確認することができるでしょうか。

 

14.文を構成する要素の位置で確認する

a.主語

日本語からベトナム語へ翻訳する際、主語は「は」または「が」など助詞の直前に位置する言葉と見なされがちですが、いつもそうとは限りません。なぜなら、作者が強調するために主語の位置を変更している可能性があるからです。

他の主語に続く助詞:

によるだけにすると
の場合とは
ならにとってさえ
に従うとまでとして

 

したがって、日本語からベトナム語への翻訳原稿をチェックする際、正確性を確保するため、主語を正しく区別することは重要です。

 

b.述語

主語の次に述語も区別する必要があります。述語は、主語の行動、状態、性質などを表す役割を果たします。日本語の述語は非常に多様で、単純な動詞の場合もあれば、主語と述語がある句の場合もあります。述語は文の必須要素であるため、正確に確認する必要があります。

例:

お客様に対して、失礼なことを言ってはいけません。

  • 分析:述語は主語の直後にありますので、見極めやすくなっています。
  • 訳文:Đối với khách hàng thì không được nói những lời thất lễ.

 

c.副詞

副詞は文の中でほかの言葉の意味をよりくわしく説明する語で、主に時間、場所、目的、手段などを示す言葉です。 文の中の副詞の位置は非常に多様であるため、日本語からベトナム語へ翻訳する際、翻訳者とチェッカーも文章を自然で分かりやすくするため副詞の位置を柔軟に配置することが必要です。

副詞は下記のようなカテゴリに分けられます:

      • 原形:たくさん、とても、あまり、なかなか
      • 形容詞の変形
      • 名詞、助詞の変形

「ところ」+で

「時点」+に

「人」+から

「ところ」+から

など

  • 時点を示す副詞:

 

Bây giờ時々thỉnh thoảng
そうNhư vậy初めてĐầu tiên
まだChưa, vẫnまずTrước tiên
こうNhư thế nàyまたLại nữa
よくThườngやはりQuả nhiên
直ぐNgay lập tức全くHoàn toàn
いつもLuôn luôn急にĐột nhiên

 

d.補語

 

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補語は、動詞または形容詞の前後に位置して動詞句、形容詞句を構成する文の補助要素です。補語は複合文によく登場します。補部は修飾句の近くに置かれ、文の意味を明確にすることができます。

補語は直接的補語と間接的補語の2種類があります。

これらの補語の2種類の位置は一般的に決められていませんが、補語の前に接続詞がない場合、補語は動詞の直後に置かれます。

補語の位置によって、文脈や文章の分かりやすさに大きな差が出ます。次の2つの方法で日本語からベトナム語へ翻訳する際、補語を適切な位置に配置することができます。

      1. 句読点付け
      2. 語順を変える

例:

 富士電機の三重工場は、自動販売機やショーケースなどを一貫して生産している工場です。

Nhà máy Mie của Fuji Electrics là nhà máy sản xuất theo phương thức tích hợp từ đầu đến cuối, với các sản phẩm như máy bán hàng tự động và tủ trưng bày, v.v…

日本語からベトナム語への翻訳原稿をチェックする際、文章の意味が正しいことと、文章が自然で分かりやすいことを確認する必要があります。読者が原文で話している内容を簡単に理解できるようにするには、主語と述語のメインの要素以外に、補語を適切に配置することも非常に重要です。

続く

続きを読む:

第31章:ベトナム語翻訳のチェックスキル・パート11

第33章:ベトナム語翻訳のチェックスキル・パート13

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