ベトナム語翻訳のスキル

ベトナム語翻訳・第33章:ベトナム語翻訳のチェックスキル・パート13

2020-10-15

日本語からベトナム語への翻訳原稿をチェックする際、内容に関わる要素以外に、チェッカー文脈スタイルにも注意を払う必要があります。言い換えると、これは翻訳の種類と言えます

 

ベトナム語翻訳

 

チェックは翻訳の品質を決める最終的な段階であるため、翻訳の種類の確認はなくてはならないものです。したがって、言葉をチェックするとき、原文の内容を正しく十分に伝えるため、文章のスタイルと表現にも注意を払う必要があります。

 

15.文章の種類を調整する

日本語からベトナム語翻訳の際、単に原文にある言葉を訳すだけでなく、適切な文脈スタイルを選ぶために、文章の種類を正しく見極める必要があります。

ベトナムの文章には下記の種類があります。

記録文:事件・現象、人物の再現、説明の際用いられます。この文章は、作家の主観的な考え、態度、個人的な感想を表現するために用いられます。

説明文:読者が主題に関して視覚化し理解しやすくするため、物・現象の特性を表現するために用いられます。

 

ベトナム語翻訳

 

解説文:物・現象の原因、特性、構造、利点などを解説することにより、読者が物や現象についての客観的な見方や態度を持てるようにするために用いられます。

・議論文:作者が論理的な思考を挙げ、物・現象・事件について自分の態度、考え、意見を表現するために用いられます。

感想文:作者の主観的な感情を表現し、読者の共感を呼び起こすために用いられます。

法律文:法的な問題、契約、規則、当事者間の合意事項を述べるために用いられます。

通常、記録文、説明文、感想文の場合、言葉や文脈スタイルを柔らかく理解してもらいやすいものに調整する必要があります。一方、議論文と解説文の場合、感情的になりすぎない文章とし、正式な文脈スタイルを使用する必要があります。

たとえば、記録文と議論文の使用目的は異なるため、文脈スタイルも異なります。したがって、日本語からベトナム語へ翻訳する際、翻訳者とチェッカーが文章の種類を確認する必要があります。種類を間違えると、不適切な言葉や文脈スタイルを選択してしまう可能性があります。種類を確認でき次第、原文に応じた翻訳文のスタイルへ調整する必要があります。

 

ベトナム語翻訳

 

ベトナム語から日本語へ翻訳する場合も、作業開始の前に文脈スタイルを統一しておかなければなりません。文章が分かりづらくならないように、「です/ます」と「である」の使用を混同しないことは重要です。

ベトナム語から日本語へ翻訳する際、翻訳者とチェッカーが目視で確認することもできますが、長い文章の場合はワードまたはエクセルの検索機能を使用した方がベストです。

また、一つの翻訳案件で複数の翻訳者が参加する場合は、名詞・動詞・形容詞のそれぞれにおける単語のリストを事前に統一しておく必要があります。

日本語からベトナム語への翻訳の文脈スタイルを選択する際、次のような要件に注意する必要があります。

      • 原文のスタイルと合っているか?
      • クライアントの指示・スタイルガイドに合っているか?
      • 翻訳の対象読者に相応しいか?
      • 用いられる語彙の統一

したがって、日本語からベトナム語への翻訳原稿をチェックする際、翻訳文のスタイルを原文と一致させ、内容を正しく伝えるため、チェッカーは言葉と文法の意味をチェックするだけではなく、文章の種類が適切かどうかも確認する必要があります。

続く

続きを読む:

第32章:ベトナム語翻訳のチェックスキル・パート12

第34章:ベトナム語翻訳のチェックスキル・パート14

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