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インドネシアは世界で4番目に人口の多い国で、約1万7千以上もの島々からなる世界有数の群島国家としても知られています。
現在、インドネシアでは少なくとも700の言語が話されていますが、公用語はインドネシア語(インドネシア語、Bahasa Indonesia)です。
1. インドネシア語の特徴
他の言語と同様に、翻訳アプリケーションやウェブサイトの精度は絶対的なものではありません。そのため、専門分野(専門用語)を扱っている文書の翻訳など、正確性が求められる場合は、翻訳会社やプロ翻訳者に依頼するのが一番良いです。では、どのような場合に翻訳ツールが必要になるのでしょうか?例えば、文書の大まかな意味を把握したい場合や、基本的な語彙を学びたい場合などは、翻訳ツールはとても役立ちます。
インドネシア語は、複雑な文字を使わず、ラテン文字を使っているので、全体的に習得しやすい言語です。また、インドネシア語は文法上の時制を必要とせず、複数形がないなどの特徴があります。しかし、どんな言語にもそれぞれの違いがあります。時制や複数形などがありませんが、代わりに助動詞、比較的複雑な接辞や状況接辞などが使われています。
1.1 インドネシア語は「アルファベット表記」で基本「ローマ字読み」
1.2 インドネシア語は「語形変化」することで意味が変化する
インドネシア語は、単語の「語幹」に様々な「接頭辞」や「接尾辞」がつくことににより、意味が変化していきます。
例:「jalan」(道)→「berjalan」(歩く)
*語幹の「jalan」に、接頭詞 「ber」がついた形
「jalan」(道)→「perjalanan」(旅行)
*語幹の「jalan」に、接頭詞 「per」と接尾詞 「an」 がついた形
「jalan」(道)→「menjalankan」(実行する)
*語幹の「jalan」に、接頭詞 「men」 と接尾詞「 kan」がついた形
このように「jalan(道)」という単語が、様々な単語に変化していきます。辞書で「perjalanan」 と検索しても見つかりません。語幹が「jalan」であることを認識していないと、単語の意味を調べることが出来ません。
1.3 インドネシア語は「時制」による変化がない
インドネシア語には文法上の時制がないので、過去・現在・未来を表す際には、時間を表す語を付け加えます。
過去の場合 「sudah」( すでに)や「kemarin」( 昨日)を付け加える
未来の場合 「akan」(~だろう、英語の「will」)や「besok」(明日)を付け加える
1.4 インドネシア語はマレー語と似ている
インドネシア語はマレー語から作られた言語なので、両者は非常によく似ています。多少使う単語が違ったり、発音が異なっている場合もありますが、その差は大きくないので、インドネシア人とマレーシア人はコミュニケーションにおいて問題はありません。
2. インドネシア 翻訳 の役立つツール
海外旅行先として人気のインドネシアは、世界の企業にとって魅力的な海外マーケットでもあります。インドネシアの公用語はインドネシア語ですが、はたして「インドネシア語翻訳ツール」は旅行やビジネスで使用できるのでしょうか?
その中で使えると思えるインドネシア語翻訳アプリをピックアップしてみます。
2.1 Google翻訳(ウェブサイトとアプリ)
インドネシア語には文法上の時制がないので、過去・現在・未来を表す際には、時間を表す語を付け加えます。
過去の場合 「sudah」( すでに)や「kemarin」( 昨日)を付け加える
未来の場合 「akan」(~だろう、英語の「will」)や「besok」(明日)を付け加える
Google翻訳は、Google Inc.が開発した無料の多言語翻訳サービスです。Google翻訳は、画像の翻訳、音声の翻訳、文書の翻訳、Webサイトの翻訳など、さまざまな形式のテキストを翻訳できるようになりました。2018年に「Tap to Translate」というモバイルアプリケーションが導入され、ユーザーがアプリから離れたり、アプリ間を切り替えたりすることなく、即座に翻訳できるようになりました。
これまでのGoogle翻訳は、翻訳された内容を大幅に改良し、原文に最も近い翻訳を提供してきました。そして今日でも、これは言語支援を必要とする多くの人々に人気のある選択肢です。
2.2 訳アプリ「VoiceTra」
VoiceTraは、31の言語への音声翻訳が可能で、完全に無料です。シンプルな操作と見やすいインターフェイスで、日常生活に関わる会話(旅行、バス、タクシー、レストラン、ホテルの予約、観光など)に最適なアプリケーションです。
2.3 日本インドネシア翻訳(Klays-Development)
Klays-Developmentによって開発されたこのアプリケーションは、日本語→インドネシア語、インドネシア語→日本語の翻訳が可能な無料翻訳アプリです。このアプリは、シンプルでユーザーにとって親しみやすいインターフェースで、かつ音声入力にも対応しているため、外国語学習者にとって非常に便利です。また、ユーザーは情報を、お気に入りに登録したり、オンラインでなくても翻訳された情報を検索することができます。
2.4 エキサイト翻訳
エキサイト翻訳はインドネシア語を含む30の言語に対応しており、無料で使えます。テキスト入力で2000文字程度の翻訳が可能で、ユーザーの翻訳を(アカウント登録後に利用可能)個人用フォルダーに保存し、必要に応じて再検索できる機能が備わっています。
2.5 Weblioインドネシア語辞典
Weblioインドネシア語辞典は、インドネシア語→日本語、日本語→インドネシア語に対応し、無料で単語を検索できる辞書です。この辞書には現在、日常生活で使われる言葉を中心に約5万語が収録されていますが、様々な分野の言葉が絶えず追加されています。
2.6 Glosbeインドネシア語辞典
こちらも日本語→インドネシア語、インドネシア語→日本語に対応したオンライン辞書です。調べた単語の使い方、調べた単語と類似している単語、調べた単語が含まれている例文も表示してくれる便利な辞書です。このような例文は、調べた単語の使い方を広げたいときに役立ちます。
2.7 KBBI(Kamus Besar Bahasa Indonesia)(ウェブサイトとアプリ)
KBBIは、インドネシア教育省による、インドネシア語→インドネシア語のオンライン辞書です。ユーザーはウェブ版・アプリ版両方無料で使え、ダウンロードすればインターネット環境がなくても使用可能です。KBBIでは、豊富な語彙に加えて、意味や文法などの詳細な説明と、実用的な例文が用意されています。
インドネシア語の勉強で単語を調べるとか、旅行の際に使用するという場合、上記の2~3のツールは非常に役立つことでしょう。機械翻訳の技術がますます発展し、翻訳の分野で一定の進歩を遂げていることがよくわかります。しかし、専門的な言葉や高い精度が要求される専門翻訳やビジネス文書の翻訳では、まだまだ技術が追いついていないのが現状です。したがって、様々な分野で正確なインドネシア語の翻訳が必要とされる場合は、ぜひ専門の翻訳会社にご依頼ください。
3. 無料で使用できるWEBサイト
インドネシア語翻訳WEBサイトの方が翻訳アプリよりも多いです。ここでは無料で使用できるWEBサイトを2つご紹介します。
3.1 Google翻訳(ウェブサイトとアプリ)
Google 「 https://translate.google.co.jp」 の無料サービスなら、単語、フレーズ、ウェブページを英語から 100 以上の他言語にすぐに翻訳できます。
ウェブサイトを翻訳する. パソコンで Google 翻訳にアクセスします。 テキスト ボックスに URL を入力します。 翻訳先の言語を選択するには。
大手サイトなので語彙数も多く、インドネシア語に関しても比較的自然な文章に翻訳することが出来ます。
3.2 excite英語翻訳 - エキサイト翻訳
エキサイト翻訳「https://www.excite.co.jp/world/indonesian」とは日本語→英語に変換、日本語→インドネシア語に変換など、日本語を外国語にスピーディに翻訳できる翻訳サイトになっており、現在ではアプリ化されています。翻訳サイトで有名な「エキサイト翻訳」からの公式アプリとなっています。
翻訳できる言語数が豊富でかなり便利な翻訳アプリで、現在アプリは150万ダウンロードを突破しているようです。
4. 翻訳者が選ぶインドネシア語翻訳ツール
1位 google翻訳 WEBサイト版
テキスト入力で最大5000文字を翻訳可能で、PDFファイルやWordファイルなどのドキュメントも翻訳出来ます。
2位 excite.翻訳 インドネシア語
テキスト入力で2000文字程度の翻訳が可能です。
3位 google翻訳 アプリ版
文字を入力しなくても、写真やカメラから文字認識し翻訳できる機能があり便利です。操作も簡単です
5. インドネシア語翻訳サービス
現状、翻訳アプリやWebサイトでの翻訳の精度は高くありません。長文、ビジネス文書、専門分野(専門用語)を扱っている文章など正確さが求められてる場合は、翻訳ツールではなく専門の翻訳会社に依頼したほうが良いです。翻訳ツールを使用した文章は正確性に欠けるため、ビジネスにおいては通用しません。
弊社では、インドネシア語から日本語、日本語からインドネシア語、インドネシア語から英語、英語からインドネシア語、またはインドネシア語からその他の外国語への翻訳と幅広く対応しております。
インドネシア語の翻訳実績は、一般文書をはじめ、技術・法務・経済・金融・医薬・IT・広報と、様々な分野にわたります。インドネシアへの進出を検討している企業様の情報収集のための翻訳や、インドネシアへ自社サービス・製品情報を流すためのプレスリリースの翻訳なども可能です。
弊社のインドネシア語翻訳では、プロの翻訳者の翻訳作業後に、ネイティブが翻訳原稿の間違いを修正するグラマーチェックを行うため、ネイティブの文章と比較しても遜色のない高品質な訳文に仕上がります。