「何千もの島々から成る王国」と呼ばれているインドネシアは、その自然景観と文化的な美しさで常に観光客を魅了しています。そして、インドネシアの首都ジャカルタは言うまでもなく、ここは多様な民族や宗教の都市となっているため、ここの文化は、異なる民族間で見事に融合しており、観光客のための特別な、また独自の魅力を生み出しています。
通称ジャカルタ(Jakarta)のジャカルタ首都特別州(インドネシア語:Provinsi Daerah Khusus Ibukota Jakarta、略称:Propinsi DKI JakartaまたはDKI Jakarta)は、インドネシアの首都であり同国最大の都市です。以前はスンダクラパ、ジャヤカルタ、バタビアなどの名前で知られていました。
ジャカルタの民族性と言語
ジャカルタは、民族や宗教の多様性が見られる都市です。
ベタウィ(オラン・ベタウィ、または「バタバン」)は、バタビアとその周辺に住む人々の子孫で、18~19世紀頃から民族グループとして認識されています。ベタウィ族はインドネシア各地のクレオール人で、中国人やアラブ人、ヨーロッパ人と結婚しています。今日では、ベタウィのほとんどは市内の少数派となっており、ほとんどはジャカルタの周辺地域に住んでおり、現在ベタウィ族が多い中央ジャカルタの地域はありません。
ジャカルタには何世紀にもわたって中国人コミュニティが存在しています。ジャカルタはジャワ島で最も多くの中国人が住んでいるところです。
その上、都市のスマトラの人々は多様です。トババタクは、ジャカルタにおいてバタク族最大のグループです。ミナンカバウ族は中国人以外にも、医師、教師、ジャーナリストなどホワイトカラーの職業に加えて、商人、露天商人、職人などもいます。
バハサ・インドネシアは、公用語としてだけでなく、ジャカルタで最も話されている言語です。英語は第二言語として広く使われていますが、高齢者の中にはオランダ語を話せる人もいます。各民族グループは、ベタウィ語、ジャワ語、スンダ語、マドゥラ語、バタク語、ミナンカバウ語、中国語など、家では母国語を使用しています。
ベタウィ語はスンダ語やジャワ語と異なり、周辺地域に島ごとの言語を形成しています。主に東マレー語の方言に基づいており、オランダ語、ポルトガル語、スンダ語、ジャワ語、ミナンカバウ語、中国語、アラビア語からのローンワードが豊富です。 今日、ジャカルタの人々が日常の言葉として使用しているジャカルタ方言(バハサ・ジャカルタ)は、ベタウィ語に基づいています。
ジャカルタに来るときに見逃してはならないところ
ジャカルタは、多くのユニークな建築と大胆な伝統文化を持っている観光地のため、インドネシアへ来た際、多くの観光客に訪問してもらいたい場所です。
次のようないくつかの場所を見てみましょう。
モナス(Monas)国定公園
モナス(または国定公園)は、首都ジャカルタのシンボルであり、インドネシアの誇りでもあります。ムルデカ広場の中心に位置する高さ132メートルのモナス塔(独立記念塔)は、インドネシアの人々の英雄的な闘争を表しています。
タマン・ミニ・インドネシア・インダー(Taman Mini Indonesia Indah)テーマパーク
タマン・ミニ・インドネシア・インダーは、家族向けの娯楽と観光を組み合わせたインドネシアの歴史的文化公園です。ここは、文化を越えてインドネシア26州各地の日常生活におけるさまざまな側面を含むインドネシアの「要約」、「ミニチュアモデル」と考えられています。
園内の各地域の伝統的な建築物や衣装、踊りなどが展示されているので、自由に散策することができます。ケーブルカーシステム、博物館、IMAXシアター、娯楽施設を備えたタマンミニインドネシアインダは、観光客を魅了する外国人観光地の1つです。
タマン・イスマイル・マルズキ(Taman Ismail Marzuki)公園
タマン・イスマイル・マルズキはジャカルタの芸術活動の拠点です。ここでは、定期的に美術展、芸術活動(伝統文化と現代ジャカルタ)を開催しています。さらに、このセンターには6つの近代的な映画館、ギャラリー、展示室、アーカイブ、劇場もあります。
ジャカルタ旧市街地のコタトゥア(Kota Tua)
コタトゥアは非常に人気のあるエリアで、特に国内外の観光客を魅了しています。この場所はまた、ジャカルタの小さなエリアであるオールドバタビアとして知られています。ここでは、オランダ、ヨーロッパ、中国の建築様式を持つ古代の建物を直接見ることができます。
プロウスリブ(Pulau seribu)
インドネシア語で千の島を意味するプロウスリブは、湾内に点在する約140の小さな島々で構成されています。首都ジャカルタからさほど遠くない場所にある、印象的な観光スポットです。
プロウスリブで訪れる価値のあるリゾートアイランドは、アイヤー島、プリンセス島、セパ島、レインボー島、パンテラ島です。ここでは、車両、宿泊施設、海のスポーツのためにあるサポートツールは、常に観光客のニーズを満たしています。
ジャカルタの美しさは、その伝統文化や興味深い観光地における多様性のため、インドネシア語から日本語に翻訳された多くの新聞や記事で話題になっています。
(続く)
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インドネシア語翻訳ブログ・第9章:インドネシア伝統工芸のバティック