他のアジア諸国と同様に、タイにもソンクラーンという独自のお正月があります。このお正月は、タイの人々にとって特別の意味を持っています。お正月の期間中、タイの人々は水掛け祭りを行います。この祭りは「ソンクラーン」と呼ばれ、サンスクリット語で「占星術通過」を意味します。
ソンクラーンの起源
ソンクラーンという言葉はサンスクリット語に由来し、「時間が移り変わるとき、太陽が牡羊座から牡牛座に移る」という意味で、お釈迦様の誕生日を祝う人々は、すべての悲しみを洗い流し、新しい年を迎えるために、お互いに水をかけ合います。人々はお寺に行って仏陀の沐浴儀式に参加し、果物や精進料理を持ってお坊さんに渡すと同時に、鳥を空に放ち、両親や祖父母の長寿を願ってから、お互いに香りの良い水をかけて祝福します。
旧年の悪いことを洗い流し、新年の新鮮さと幸運を迎えるという意味で水をかける習慣に加えて、ソンクラーン祭りでは、お年寄りを訪ねたり、お寺に行って仏陀を拝んだりする風習もあります。
タイに限りませんが、タイの水掛け祭り「ソンクラーン」は、国内外の観光客にとって特別な魅力があります。ソンクラーンの時期は、タイ観光のピーク時のひとつであると言えます。
水掛け祭り「ソンクラーン」での活動
タイの大きなお祭りですから、その準備や開催はとても壮大です。祭りは3日間で行われますが、カレンダーによって毎年日にちは異なり、ほとんどが4月に行われます。
最初の日は「ワン・ソンカーン・ロン」と呼ばれています。タイの人々は休日の前に1日を使って、家をきれいに掃除したり、新しい装飾品を買ったりします。その上、次の日の供物を準備するために食べ物を調理します。これは、東南アジアの国々の祝日の準備とよく似ています。
2日目は「ワン・ナオ」と呼ばれています。この日は、ベトナムの旧正月12月30日のようなもので、タイの人々は早起きしてお寺にお供え物を持っていきます。風習では、川岸に行って、洗い流された砂の一粒一粒が罪を洗い流してくれると信じて、砂の寺院を作ります。また、お年寄りのための「Rod Nam Dum Hua」という儀式も行われます。この儀式では、若者が年長者に香水をかけて許しを請い、敬意と祝福を示します。
3日目(ワン・パヤワン)は1年の最初の日で、人々は美しく着飾り、朝早くから寺院に行きます。この日は、仏像の入浴などの特別な儀式も多く行われます。また、この日はソンクラーンという水掛け祭りが正式に始まる日でもあります。水の他にも、色のついた粉を使ってお互いに投げ合う人もいます。
ソンクラーン祭りに参加する時に必要なもの
水鉄砲:お祭りの際には、水鉄砲が平日の2.3倍の値段で売られるため、準備が非常に必要です。
防水バッグ:タイのソンクラーン祭りに参加する際に、携帯電話や音楽プレーヤー、カメラなどの電子機器を保護するために持参する必需品です。
適切な服装:Tシャツ、ショートパンツなどの軽量で速乾性のある服を着用し、暗い色の服が相応しいでしょう。滑りにくい靴を着用ください。
ソンクラーンにまつわる様々なタイ語表現
サワディー ・ピー・マイ・クラップ / カー:新年あけましておめでとうございます。
サット・ナーム:水をかける。
プーン・チート・ナーム:水鉄砲
マイ・レン・ナーム・ケン:氷を使わないでください。
マイ・レン・ペン:粉末を使わないでください。
コートーッ・クラップ、マイ・レン・クラップ:すみません、遊びたくないです。(男性)
コートーッ・カー、マイ・レン・カー:すみません、遊びたくないです。(女性)
いつも笑顔で、タイ語で「サワディー・ピー・マイ」と新年の挨拶をしましょう。
(次回につづく)
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