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DTP制作シリーズ・第2章・バート6:DTP制作の面付けと折り加工

2020-10-28

DTP制作のデータをプリンタに出力するのとは違い、印刷会社では大量の印刷物を効率よく作成する必要があります。ここではその作業の基本を紹介します。DTP制作のオペレーターにも必要な知識なのでぜひ理解しておきましょう。

 

DTP制作

面付け

DTP制作の印刷工程では、無駄なく用紙を使い、印刷後の加工を効率よく行うために、1枚大きな紙に複数のベージを並べて印刷します。本などの「ページもの」の場合、印刷後にそれを折り曲げて本の状離にします。折り曲げたときにページ番号の順番が揃うように並べることを「面付け」といいます。チラシなどの「ペラもの」の場合は、同じ原稿を複数並へて印刷します。これを「付け合わせ」といます。

DTP制作では通常印刷会社側で、この面付け作業専用ソフトウェアを使っ行います。一般的には表裏で8ページ分、16ページ分、32ページ分の単位で面付けし、その単位を「1台」または「1折り」と呼びます。面付けできるページ数は、本の仕上がりのサイズ使用する紙のサイズ、全体のページ数、紙の厚さ(厚い紙はたくさん折れない)などによって変わってきます。

 

ページものの折りと台割表

 

DTP制作

 

DTP制作の印刷物をつくるはじめの段階で、判型、ページ数、刷り色の色数、紙の種類などの仕様を決めます。判型と紙の種類が決まったら、1折りあたりのページ数を割り出すことができます。1折りのベージ数がわかったら、総ページ数はその倍数にすると、一番効率のよい本がつくれることになります。

ぺージものの各ページの内容をページ番号順に表にしたものを「台割表」といいますが、この台割表に1折りのぺージ数や刷り色などの情報も加えて管理する場合が多いようです。

DTP制作の印刷は折り単位で行われるため、折りを意識して、折りごとに剛り色や用紙を変えて凝った本づくりをしたり、コストを低くおさえたりすることができます。

 

折り加工

 

DTP制作

 

ページものをつくる場合のほかに、パンフレットや地図などのペラものをつくるときにも「折り加工」をほどこす場合があります。折り方にはさまざまな種類がありますが、いずれの場合も折り曲げたときに、ページの端が折り線にぶつからないよう、内側になるページは2〜3ミリ小さいサイズでつくる必要があります。また、裁断のためのトンボのほかに、折る位置を指示するための「折りトンボ」をつける必要もあります。

Q&A :割表は本や雑誌の設計図

Q:台割表は何のためにあるの?誰が作るの?

A:台割表には、本(雑誌)の判型ページ数、1折りのページ数、刷り色、各ぺージの内容などが記入されます。ほかにも、発売日や担当者の名前、ISBNコードなど、さまざまな情報が書き込まれていることもあります。台割表は、いわば本や雑誌の設計図です。編集者やデザイナーDTPオペレーターや印刷会社の担当者まで、この表をたよりに作業を進めます。通常は、その本や雑誌を担当する編集者が作成します。

注意

仕上げに折り加工をする場合は、「折る部分に折りトンボをつける」、「折り目になる部分に重要な要素がこないようにする」など、レイアウト作業をする上であらかしめ注意が必要になります。

解説

印刷物のページ内にあるページ番号(ページ数)のことを「ノンブル」と呼びます。InDesignやQuarkXPressなどのページレイアウトソフトには、自動的にベージ番号をカウント・アップして各ページのページ番号を自動的に表示する能があります。

用語解説

  • ベラもの:端物(はものともいい、1枚の紙の片面または両面に印刷する印刷物の呼び方。ハガキ、チラシ、パンフレッなどを指す。
  • ページもの:まとまったページ数のある印刷物のこと。最終的に製本される書籍や雑誌のことを指す。
  • トンボ:製版段階での位置合わせ、折りや断載の位置を示すための目印となるマーク。用途によって裁ちトンボ、折リトンボなどがある。「レジスターマーク」ともいう。
  • ISBNコード:ISBNはInternational Standard Book Numberの略。国際標準の書籍の識別コードのこと国、出版社、書籍の情報が13桁の数字に記されている。

(続く)

続き読む:

第2章・バート5:DTP制作の印刷用紙

第2章・バート7:DTP制作の製本

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