文字数と単語数の違いを理解していますか?
翻訳業界では、文字数や単語数が翻訳料金の算出に直接影響を与えるため、この違いを理解することは非常に重要です。しかし、ファイル形式や言語ごとにカウント方法が異なる場合が多く、混乱することも少なくありません。
この記事では、文字数と単語数の違いを詳しく解説し、Word、Excel、PowerPointといった一般的なファイル形式でのカウント方法を具体的にご紹介します。また、画像ファイル、デザインファイル、技術図面といった特殊なファイル形式での文字数の数え方についても分かりやすく解説します。適切な翻訳見積もりを得るために、ぜひ参考にしてください。

1. 文字数と単語数の違い
1.1. 文字数と単語数の違い
翻訳の見積もりでは、文字数または単語数が使用されます。これらの違いを理解することが重要です。
- 文字数: 読んで字のごとく、書かれた文字のカウントです。
- 単語数: 文書中のスペースで区切られた単語をカウントします。
1.2. 日本語とラテン語(英語、ベトナム語、インドネシア語、など。。。)
日本語は文字数でカウントしますが、ラテン語は単語数でカウントするのが一般的です。
・英語と日本語が混在する場合
英語と日本語が混在する文書の場合、単語数は常に文字数以下になります。これは、日本語の単語は英語の単語よりも一般的に短いからです。
・英語の単語数
英語の単語数は、スペースで区切ってカウントします。
例えば、「This is a sentence」は4つの単語で構成されます。
・日本語の文字数
日本語の単語数は、ひらがな、カタカナ、漢字の文字数をカウントします。例えば、「これは文です」は6つ文字数文です。
下記、他の文字数や単語数の例をご参照ください。
例(日本語だけ):「安心してご利用いただけるセキュリティレベル」の文書をカウント
例(英語と日本語がミックス):「安心してご利用いただけるSecurityレベル」の文書をカウント
例(英語と日本語がミックス):「安心してご利用いただけるSecurity Level」の文書をカウント
例(英語だけ):「Security level that you can use with confidence」の文書をカウント
2. ファイル形式によるカウント方法の違い
ファイル形式によって、文字数や単語数のカウント方法が異なります。
Word:
・日本語: 文字数(スペースを含めない)
・英語: 単語数
Excel:
・文字数をカウントするには、LEN関数を使用する。
・単語数をカウントするには、LEN関数とSUBSTITUTE関数を組み合わせて使用する。
・他の方法:ExcelからPDF として保存してWordに変換してからカウント。
PowerPoint:
・システム上で単語数を表示する機能があるが、正確ではない。
・正確なカウント方法は、PDF として保存してWordに変換してからカウント。
画像ファイル (JPG, PNG, PDFなど)
OCRソフトを使用: Google DriveやAdobe AcrobatなどのOCR機能で画像内のテキストを抽出。抽出したテキストをワードプロセッサで文字数を確認。
デザインファイル (Illustrator, Photoshop)
・テキストレイヤーをコピー: テキストレイヤーを選択し、コピーして外部エディタに貼り付け、文字数をカウント。
技術図面ファイル (CAD, AutoCAD)
・テキスト抽出機能を利用: CADソフト内の「データエクスポート」または「テキスト抽出」機能を使用して文字を抽出し、カウント。
PDF変換 + OCR: CADデータをPDFに変換し、OCRで文字数を確認する方法も有効。
3. まとめ
文字数と単語数の違いを理解し、正確なカウント方法を知ることは、適切な翻訳見積もりを得るために非常に重要です。本記事では、一般的なファイル形式(Word、Excel、PowerPoint)のカウント方法に加え、画像ファイルやデザインファイル、技術図面など特殊な形式の文字数を確認する方法もご紹介しました。
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