DTP制作仕事にトラブルというのはつきものですが、とくに相手がコンピュータである場合はなおさらです悲しいですが、状況によっては作業そのものよりもトラブルとの戦いのほうがメインになってしまう場合も現実には多くあります。
ハードウェアのトラブル
「カタチあるものはいつか壊れる」と思っていればけっこう冷静に対処できます。ハードウェアが物理的に壊れた場合(ケーブル切れた、ハードディスクを落っことした、プリンタに紙が詰まったなど)は簡単で、対処の方法もすぐにわかります。しかし、「昨日まで使っていた○○が今日突然使えなくなってしまった」といったケースも多いのが現実。こうなると非常に困った状況に陥ります。
そんなときは、「本当に故障なのか?」というところから、冷静にトラブルシューティングをはじめましょう。電源は抜けていないか?」、「…まさか(笑)」と思いますが、意外に多かったりします。ハードウェアは互いにつながっている場合が多いのでその接続も確認、順番に外してみてそれぞれが動作するかもチェックし、原因がどこにあるかを少しずつ絞り込んでいきます。その場合、複数のマシンやゃ周辺機器をもっていると、それぞれをつなぎ替えて試すことができるので、効率よく原因を追及することができます。
ソフトウェアのトラブル
物理的に壊れているわけでもなく接続方法OK、他の機器つなぎ替えると動く、などという合は、ほとんどの場合がハードウェアを動かすソフトウェアのトラブルです。
とくに「パソコン本体が起動しない」、「周辺機器を認識しない」などの場合はOSレベルでのトラブルなので、それに対処できるようにOS(またはOSのトラブルシューティング)についての知識はできるだけ蓄えておきましょう。
DTP制作では、ついついアプリケーションソフトの操作方法に集中しがちですが、パソコンがまともに動いていなければ、アプリケーションソフトも使えないわけですからバソコンの基本操作とともにOSに対する知識も先にマスターすべき重要ことだといえます。
最近はさまざまなOSのバージョンが存在し、対応するドライバ類もそれぞれ用意されているので、目分の動作環境に必要なものを正しく選択使用しましょう。少し面倒でも「Read Me」などの取扱説明書に確実に目を通すようにしたほうがよいかもしれません。
あとは「いつトラブルが起こってもおかしくな!」と肝に銘じ、最悪の事態だけは避けられるように、こまめにバックアップをとる習慣慣をつけておさましょう。ハードウェアやアプリケーションソフトはお金があれば買えますが、自分が作成したデーグは秋葉原に札束を持っていっても買えませんから。
(続く)