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DTP制作シリーズ・第3章・バート5: DTP制作でハードウェア「4」メディアとネットワーク

DTP制作でパソコンの中のデータを持ち運びできる状態で記録。保存しておくためには、各種「記録メディア」が必要です。また、DTP制作ではプリントアウトやデータのやりとりのためにネットワークの知識も必須となります。

 

DTP制作

 

記録メディアとドライブ

パソコンで作成したデータは、ずっとパソコンのハードディスクに入れっぱなしではありません。印刷会社に入稿したり、バックアップをとったりと、移動させる必要があります。そのときに使うのが「記録メディア」です「MOディスク」、「CD R」や「DVD-R」などさまざまな種類あり、それらにデータを書き込んで持ち運びします。記録メディアの内容を読み書きする装置のことを「ドライブ」と呼び、はじめからパソコンに内蔵されているタイプ、必要に応じて追加する「外付け」タイプがあります。

 

DTP制作

 

DTP制作の業界では、以前よりMOディスクが多く使われており、現在では、USB2.0かFireWire接続で640MBを読み書きできるドライブが主流です。また、未使用のメディアにデータを書き込むことで、多くのマシンに標準で搭載されているCD-ROMドライブで読むことができるCD-Rや大容量のDVD Rも普及しています。これらはMOディスクと違い、一度書き込んだデータは消去や変更ができないため、データのバックアップにも最適です。

 

ネットワーク

複数での作業が多く、データのやりとりも多いDTPの現場では、ネットワークの設備が必須です。個人でのDTP制作においても、プリンタとパソコン本体との接続やインターネットへの接続などに、ネットワークの知識はかかせません。

現在、オフィス内のLANの構築には、「Ethernet」という規格がイーサネット使われていて、最近のパソコンのほとんどがEthernet端子を搭しています。Ethernetでのネットワークの構築には、集配装置にあたる「HUB」を利用し、各パソコンやプリンタからHUBまでをEthernetケーブルで接続します。最近は、このケーブル部ハプ分を無線化した、「無線LAN」も多く利用されています。

 

DTP制作

 

以前は電話回線とモデムを使用していたインターネットへの接続も、光回線やCATVなどを利用した高速なものへと移行しています。Ethernetを使ったネットワークは、インターネットへも同じEthernet経由で接続できるため、DTP制作におけるインターネットの利用度もますます高まり、インターネット経由でのデータ入稿なども広まってきています。

 

解説1

レコードとレコードプレーヤー、CDとCDプレーヤー、MDとMDレコーダーというように音楽関連のメディアを再生録音する装置はプレーヤー、レコーダーといいますが、コンピュータ関連のメディアを再生・記録する装置はMOドライブ、CD-ROMドライブといったように「ドライブ」と呼びます。

 

解説2

CD-Rの “R”はRecordableの略で、一度だけ書き込めることを表しています。書き込んだあとはCD-ROMと同じく読み取り専用になります。ほかにCD-RWというメディアがありますが、RWはReWritable、つまり何度もデータの書き込み消去ができるメディアです。どちらも容量は640MBや700MBなどです。さらに4.7GBという大容量の「DVD-R」、「DVD-RW」、「DVD RAM」などのメディアもあり、こちらはコンピュータだけではなく、ビデオテープに代わる映像用のメディアとしても利用されています。

 

注意

Macでは、iMac以前のマシンには必ず搭載されていたFD(フロッピーディスク)ドライブですが、1.4MBしか容量がないため、需要はだんたん減ってきました。DTP作業では、テキストデータなどをFDで受け取る場合(これも現在では電子メールのほうが主流)、プロテクトのかかったフォントをインストールする場合などに必要です。フォントのインストールについては、フォントメーカーが動作を保証している下ライブを購入しないと、うまくインストールできない場合もあります。

 

豆知識

CD-RやDVD Rにデータを「書き込む」ことを「焼く」という場合もあります。

用語解説

  • 入稿

出版社などから印刷会社に原稿が渡されること。著者から出版社などに原稿が渡されることも入稿という。DTPの作業では「データ入稿」という場合が多い。

  • バックアップ

データを保管用にコピーしておくこと。元のデータが何らかの原因で壊れたり、誤操作によって消去された場合の控え。

  • CD-ROM

Compact Disc Read Only Memoryの略。読み出し専用のCDのこと。プレスによる大量生産が可能。ソフトウェアなどはCD-ROMに収録されて販売される。

  • iMac

1998年にアッブルコンビュータ社から発売された。新しいコンセプトのCRTモニター体型Mac。現在のラインナップは、液晶モニタと本体が一体化したもの。

  • CATV

ケーブルテレビのこと。ケーブルテレビの回線を利用して、高速インターネットの利用ができる。

  • LAN

Local Area Networkの略。屋内などの比較的狭い範囲にある複数のコンピュータやプリンタなどを接続して構築するネットワークのこと。

 

(続く)

続き読む:

第3章・バート4:DTP制作のハードウェア「3」プリンタ

第3章・バート6: DTP制作でソフトウェア「1」OS(オペレーティングシステム)

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