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MLVブログ:複数の翻訳会社をうまく用いる方法?

1社のランゲージサービスプロバイダ(LSP)では、すべてのローカライズ作業工程に対応できない場合があります。先に社内の言語スペシャリストを活用する必要があったり、社内規定で複数のプロバイダーを利用する必要がある場合も少なくないでしょう。

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しかし、適切な技術と作業工程がなければ、プロジェクトを制御したり管理するのが難しい場合もあります。

複数のベンダーを利用する場合に作業速度が遅くなったり効率が減ってしまう主な原因は、統一翻訳メモリ(今後の翻訳の参考のため、過去の翻訳をリサイクルし保存しておくデータベース)がないことがあげられます。異なるベンダーおよびランゲージサービスプロバイダがそれぞれ独自のシステムを使用していて、用語集や翻訳メモリを共有できない場合は翻訳メモリを使用するメリットがありません。

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品質、コスト、市場投入のスピードなどは、上記に挙げたような要素の影響を受けます。それで、翻訳依頼者として、会社の柔軟性や、翻訳メモリに対応しているか、サイズはどれほどかなども、品質を決定するため慎重に考慮しなければなりません。

翻訳プロセスを合理化する鍵は、クラウドベースの翻訳管理システム(TMS)に投資することです。このシステムによって、いわゆる言語の資産を一元化して所有し、マルチベンダーを用いることができるからです。一言で言えば、新しいマーケットに進出しても、皆が同じ翻訳ベースを使うということになります。プロセスをコントロールし、ベンダー間で同じ情報を共有するのです。

翻訳管理ソフト

また、TMSシステムを導入することで、新しい翻訳会社を選ぶ際にも、所有している翻訳メモリのサイズによるのではなく、今まで扱ってきたコンテンツの品質やコストなどの要素に重点を置いて選ぶことができます。

それで、TMSが導入されれば、より効率的な作業工程が実現し、会社を選択する自由度が高まり、また市場投入までの時間が短縮され、さらには翻訳メモリのデータベースが管理されるため、自社を成長させることができるでしょう。

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