どのような翻訳が必要になるのかを考えることは、重要なポイントのひとつです。簡単に言うと、翻訳、ローカリゼーション、クリエイティブ翻訳(「トランスクリエーション」と呼ばれることもあります)という選択肢があります。
翻訳
翻訳とは、ある言語(原文)から別の言語(訳文)に、原文の意味を守りながら、正しい表現で文章を伝えることです。 読者は、訳文を読んでいますが、原文を読んでいるように錯覚する必要があります。翻訳者はすべての情報が含まれ、文法的に正しい翻訳であることを確認する責任があります。
ローカライゼーション
ローカライゼーションとは、ただ翻訳するだけではなく、翻訳文が地元の事情に応じ言語的・文化的に適切に調整され表現されていることが必要です。これらには、住所、登記簿、日付、並び順、宛名、画像などの形式を対応させることが含まれます。
クリエイティブ翻訳
クリエイティブ翻訳は、普通、広告文やよりクリエイティブな文章などを、原文をより自由に解釈できる翻訳が必要な場合に使用されます。翻訳者は、原文を一字一句再現するのではなく、原文が伝える感覚やメッセージを把握し、伝達する必要があります。
あなたの会社はどの翻訳が適しておられますか?もしくはホームページの記事ごとに違ったタイプの翻訳が必要でしょうか?ぜひ一度弊社までご相談くださいませ。
コラボレーション
できるだけ多くの情報を共有することは、翻訳者がお客さまにとって最適で都合のいい翻訳を確保するために必要な要素です。あなたは、翻訳、ローカライゼーション、クリエイティブ翻訳のうちどれをお望みでしょうか?御社企業特有の用語があれば、過去に翻訳されて満足されている資料などをぜひお送りください。言語、または翻訳は、動的なものです。したがって、正しい翻訳は数多く存在しますが、企業に合っている翻訳は実は一つのみなのです。ご要望をお聞かせいただければ、より良い翻訳をご提供させて頂きます。また長期的にご援助できればさらに御社のお好みに合わせて翻訳を細かく調整させていただきます。貴社様のご希望の翻訳内容をスタイルガイドにまとめていただき、お送りいただければ対応させていただきます。
翻訳者への重要なお知らせ
翻訳者の業務に影響を与えるため、以下の情報をご提供ください。
編集可能なフォーマット
翻訳者が簡単に編集できる形式で、それを自社のウェブサイトシステムに転送できるように調整した資料をお送りください。ウェブサイト用に選択したITソリューションに応じて、様々な選択があります。これらについては、弊社翻訳コンサルティング部とご相談くださいませ。
文の長さに関する制限(ボタン、ボックス、その他)
翻訳者は、テキストボックス内のボタンなど、テキストの長さに制限があるかどうかを知っておく必要があります。翻訳されたテキストは長くなる可能性があるため、弊社翻訳コンサルティング部とご相談いただければ幸いです。
参考資料
参考資料は、いつでも翻訳者にとって助けになります。ただし貴社がお望みの内容がその資料に含まれている場合に限ります。例えば貴社の用いたいと思われている用語リストや、表記したい住所の形式、標準スタイルの例、さらには貴社について、また貴社製品に関する詳細な情報なども参考資料に含まれていればよりご希望に沿う翻訳をご提供させていただきます 。
画像
翻訳者は翻訳対象文書内の画像にアクセスする必要があります。なぜなら、画像内のテキストを翻訳する必要があるのにもしその文章がどのような文脈もしくは画像の下で使用されるか全体像が見えないまま翻訳するのは、非常に難しいことだからです。
画像内の文字
画像内に翻訳したい文字がある場合、普通の文字よりも翻訳に時間がかかります。それでやむを得ない場合もありますが、画像内の文字を翻訳したい場合はその旨を翻訳者に伝え、画像を提供することが大切です。
バリデーション
翻訳業界では、バリデーションと呼ばれる方法をよく用います。これを行うには、翻訳証明が必要です。この目的は、お客様のご希望の通りの文章に仕上がっているかを検証することです。翻訳がすでにお客様のご要望によって作成されている場合、バリデーション過程において、必要になってくるのは、新しい用語に関連し、または新製品や新市場に合わせて、スタイルレベルを変更することのみです。バリデーション用の時間を準備し、翻訳担当者にバリデーションを実施してほしい旨を通知しましょう。
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