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インドネシア語の翻訳は難しい?
日本語からインドネシア語に翻訳を依頼する際の注意点

インドネシア語は、現在はインドネシアの共通語ですが、かつてはマレー語の方言の1つでした。そのためマレーシア語と共通している点が多く、表記方法も似ています。以下では、インドネシアやインドネシア語に関する知識、そしてインドネシア語に翻訳する際の注意点などをご紹介します。

目次

1.インドネシアはどんな国?


1.1. インドネシアの基本情報


まず、インドネシアの基本情報について簡単にご紹介します。インドネシアは約13,500の島からなる多民族国家で、面積は約192万平方Km2と日本の約5倍の広さです。人口は約2.67億人(2019年)で世界第4位となっていますが、人口の約60%がジャワ島に集中しています。

 

人口全体の85%以上がイスラム教徒であると言われ、イスラム教徒の人口は世界最多です。イスラム教の他にも、キリスト教やヒンズー教など様々な宗教の信仰が認められています。

1.2. インドネシアと日本の経済的なつながり

インドネシアは2019年の経済成長率は5.02%と、近年、堅調に経済成長を維持しています。日本との経済的なつながりも深く、2,000社近くの日本企業がインドネシアに進出しています。

インドネシア・日本間の貿易も盛んで、石炭や天然ガスなども多く輸出されており、日本にとって重要なエネルギー供給国となっています。

また、両国間の経済協力も活発に行われ、国際協力機構(JICA)による政府開発援助は約780億円(2018年)に上ります。

2.インドネシアと日本の商習慣の違い


 

日本企業の進出が進むインドネシア。では、日本人がインドネシアで仕事をするにあたり、知っておかなければいけないことは何でしょうか。インドネシアと日本のビジネスにおける習慣の違いや気を付けるべきポイントをまとめました。

2.1. 仕事よりプライベートを優先する

インドネシア人にとっては、生活における仕事の優先順位はそこまで高くなく、遅刻や早退、勤務時間中に個人的な買い物をしたりすることも珍しくありません。また、残業することはほとんどなく、きっちりと定時で帰り、仕事後は家族や友人と過ごすことが多いです。

2.2. 女性の社会進出が進んでいる

インドネシアではジャカルタなど都市部を中心に女性の社会進出が進んでいます。2001年~2004年にはメガワティ・スティアワティ・スカルノプトゥリ氏がインドネシア初の女性大統領となりました。

また、他の東南アジア諸国と同様、インドネシアでも一般的に男性より女性の方が仕事も家事もきっちりこなす傾向があるといわれています。

女性にとっては働きやすい職場が多く、産休や育休に対して理解を示す会社が大半です。産休は3か月の取得が認められており、その間の給与は100%支払うよう定められています。家政婦やベビーシッターを雇うことも一般的で、結婚や出産により退職する人は稀です。

2.3. 宗教を理解し尊重することが必要

インドネシア人は宗教をとても大切にしています。各宗教に決まりごとがあり、例えばイスラム教では礼拝、断食(ラマダーン)などの習慣があり、管理者はそれに配慮する必要があります。また、豚肉やアルコール類の飲食が禁止されているため、食事に誘う際はそのことを念頭に置いておかなければなりません。

日本では生活の中で宗教について意識したことはあまりなかったかと思いますが、インドネシアでは仕事よりも宗教を優先している人も多いです。

各宗教や宗派でルールが異なり、難しく感じるかもしれませんが、相手の宗教への配慮を忘れず、できるだけ理解していきましょう。

2.4. 人前では怒らない

インドネシア人はプライドが高い人が多く、人前で怒られることに慣れていません。人前で叱ってしまったために退職してしまう人もいます。また、怒っている姿を見せることは、周囲のインドネシア人に対しても悪い印象を与えてしまいます。何か怒らないといけない場合は、別室に呼び、怒られる原因や今後どうしたらよいかなどを1対1で話し合うようにしましょう。

2.5. 指示や目標設定を明確に

インドネシア人は長期的に物事を考えるよりも目の前のことに集中する傾向があるため、期間を区切って具体的な目標を立てたほうがよいでしょう。

また、インドネシアだけに限りませんが、部下への指示は具体的に行いましょう。特に日本人は曖昧な話し方をしてしまう傾向があるため、わかりやすく説明したほうが良いです。

3.特徴


3.1. マレー語との共通点が多い

前述の通りインドネシア語はマレー語から派生した言語なので、単語や発音が異なることもありますが、とても共通点が多いです。インドネシア語とマレー語で会話をしていたとしても意思疎通にはあまり困りません。

3.2. アルファベット表記でローマ字読み

インドネシア語は、英語のようにアルファベットで表記されます。しかし、以下の表のようにそれぞれのアルファベットの読み方は英語と異なります。

例えばCを「チェー」と読んだり、Vを「フェー」と読むなど、多くの日本人がこれまで学校で習ってきた英語のアルファベットとは違った読み方になります。また、Rの発音は最後巻き舌を使うなど、日本人にとって難しいものもあります。

ですが、単語は原則ローマ字読みのため、比較的簡単に読むことができます。

3.3. 時制ごとの動詞の変化がない

インドネシア語は英語と違い、時制を表す動詞変化がありません。過去、現在、未来すべて同じ形の動詞を使うことができます。

いつの出来事か表したい場合は、「すでに(sudah)」や「明日(besok)」など、時間を表す語句で表現します。

3.4. 接頭辞や接尾辞がついて意味が変化する

インドネシア語は、語幹となる単語に接頭辞や接尾辞がつくと、意味が変化します。

例えば、「道」という意味のjalanに接頭辞のbarが付いたbarjalanは「歩く」という意味になります。

またjalanに接頭辞のper、接尾辞のanが付いたperjalananは「旅行」という意味になります。

語幹と接頭辞、接尾辞をセットにすると覚えやすいかもしれません。

4.インドネシア語と日本語で異なる点


 

4.1.修飾語が名詞の後になる

例えば日本語であれば「赤い車」のように、修飾語(赤い)が名詞(車)の先になりますが、インドネシア語ではmobil merah(車 赤い)のように名詞(車)が先となります。

しかし、数については例えば「5年」の場合はlima tahun(5 年)のように数詞が名詞の前となります。

4.2.単語を繰り返して複数を表す

インドネシア語の名詞には英語の「―s」のような複数形がなく、単語を2回繰り返して複数を表します。

例えば、「車(mobil)」を複数で表したいときはmobil-mobilと表します

4.3. 様々な略語がある

インドネシア語は、単語の前後に接頭語や接尾語が付け足され、1つの単語が長くなる傾向があるため、略語(singkatan)が多用されます。略語はメールやメッセージアプリなどを中心に広まっていますが、若者に限らず年配の人も略語を使います。

例えば、orang-orang(人々)はorangが2回繰り返されるためorang2と省略されます。また、Surat Izin Mengemudi (免許証)は頭文字をとってSIMと省略されます。

4.4. 日常生活と仕事で異なる言葉を使う

インドネシアは多民族国家なので、公用語はインドネシア語ですが、500以上の言語が話されており、多くの人々がインドネシア語と地元の言語の両方を話します。日常生活(家族間)では地元の言語で、仕事など社会生活においてはインドネシア語で話す人が多いです。

5. インドネシア語の翻訳は翻訳会社に依頼すべき


 

5.1.インドネシア語は略語やスラングが多く、機械での翻訳は難しい

インドネシアに進出している日本企業は多く、インドネシア語へ翻訳した資料が様々な場面で必要となるでしょう。

近年、インドネシア語に対応した翻訳アプリや機械翻訳などの普及が進んでいますが、残念ながらこれらでは正しく翻訳されない場合が多いです。

理由の1つとして、インドネシア語は略語スラングが多いことが挙げられます。略語やスラングは翻訳アプリや機械翻訳で正しく認識されにくい場合がほとんどで、また次々と新しいものが生まれるため、情報のアップデートが追いつかないこともあります。インドネシア語を翻訳する場合は注意しなければいけません。

5.2. インドネシア語の翻訳は翻訳会社に頼るのが1番

上記の理由から、翻訳アプリや機械翻訳はまだ制度が不十分だといえます。簡単なあいさつ程度であれば問題ないかもしれませんが、特にビジネスで使う文書では、ちょっとした翻訳のミスが大きな損失を招いてしまう場合も起こりえます。

現地のパートナーとのコミュニケーションを円滑に進めるために、インドネシア語の翻訳は、信頼と実績のある翻訳会社を頼るのが1番です。

6.インドネシア語への翻訳料金の相場・単価はいくら?


 

翻訳料金は次の3つのポイントを中心に決まっていきます。

①納期

②翻訳する原稿のボリューム

③翻訳分野や言語の種類

以下で具体的にご説明していきます。

6.1. ポイント①納期

翻訳料金は依頼から納品までの日数によって変わります。翻訳者の1日に作業できる分量は決まっており、また複数の依頼を受けている場合もあります。そのため、通常よりも短い納期だと、翻訳者の人数を増やしたり、他の仕事を断ったりしなければならないため、料金が高くなってしまいます。コストを抑えるためには納期に余裕をもって依頼するとよいでしょう。

6.2. ポイント②翻訳する原稿のボリューム

翻訳料金は原文や翻訳後の文章量で「1文字当たりいくら」、「1単語当たりいくら」などと、目安が決まっている場合が多く、翻訳会社が見積もりを作成する際は、このレートを基に翻訳前の原稿の単語数や文字数を参考にしています。

翻訳会社によっては依頼量が多い場合、割引を受けることもできます。

6.3. ポイント③翻訳分野や言語の種類

翻訳の難易度も料金を決める重要なポイントです。法律、医療、情報など、様々な分野がありますが、分野によって料金が異なります。また、文書の専門性によっても料金が変わり、論文など専門性が高い場合は料金が高くなる場合が多いです。

そして、翻訳者や翻訳案件の数が少ない言語は他の言語より調整が難しくなるため、料金が高くなる傾向があります。インドネシア語の翻訳はそれほど珍しくはないので比較的安く設定されています。

6.4. 日本語・英語からインドネシア語への翻訳料金相場

日本語からインドネシア語、英語からインドネシア語の翻訳料金の一般的な相場は以下のようになります。

 日本語→インドネシア語(単価/字)英語→インドネシア語(単価/ワード)ミニマムチャージ (400字)
一般文書・手紙 10円~12円 11円~13円 4,000円
専門的文書 13円~15円 14円~16円 5,200円
契約書・証明書・特許16円~18円17円~19円6,400円

前述のように納期が短い場合は別途特急料金が設定される場合もありますし、逆に余裕のある納期の場合や文章量が多い場合は割引されることもあります。

7. まとめ


 

このページでは、インドネシアやインドネシア語に関する基本情報とインドネシア語を翻訳する際は信頼できる翻訳会社に依頼したほうがよい理由についてまとめました。

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